蕨青南高校女子サッカー部1年、周防すみれの描き下ろしビジュアルが公開されました。
周防の持ち味であるスピードを活かして、ピッチを駆ける姿が描かれています。
文字だけ、漫画として、アニメになって、声がついて…レイヤーが重ねれば重ねるほど複雑になる。ならざるを得ない、そんな絶妙なところが彼女の魅力になるといいなと思っています。言葉数は少ないけれど、彼女の中ではたくさんの言葉にならないものがしっかり生き続けているような気がして、それが魅力だと思います。
サッカーを知らなくても、スポーツに興味がなくても、サッカーもスポーツも大好きでも、ちゃんとその奥の物語を楽しんでもらえる作品であるなぁと思います。
録音部としてはこんなに女の子ばかりなのに、こんなに堂々としたキャラクターばかりだというのはとても渋くて、わたしは好きでしたし携われて光栄でしたので、そこも楽しんでいただけたらいいなと思います。
梶や田勢はとても素敵な役だなぁと思います。役者さんももちろんですし、役柄としても。ひっそりと食いしばっていて、実際の現実世界やファンタジックな物語では気付かれずに通り過ぎられてしまいそうな立場のキャラクターがしっかりとライトアップされていて、それがとても魅力的でした。
目立った花は咲かないけど大きく甘い実が育ちつつある樹木のような、深い魅力を感じました。
爽やかな色彩や軽やかな音楽が「大きな花は咲かないかもしれないけど、毎日が真っ直ぐに楽しい」彼女たちの日常を運んでくれるような作品になると思います。
生活の中にそっと馴染む、明日も頑張るエネルギーになりますようにと願っています。楽しんでもらえたら嬉しいです。